この記事では、VSCodeでSpringBootのGradleプロジェクトを動かすための手順を解説します。
Gradleのインストール
Gradleのインストールが未だの場合は以下の手順にてインストールができます。
		
拡張機能のインストール
以下の2つをインストールします。

Spring Boot Extension Packのインストール
この拡張機能をインストールすると、以下の拡張機能も使えるようになります。
- Spring Boot Tools
- Spring Boot Dashboard
- Spring Initializr Java Support

Gradle for Javaのインストール
Spring Bootプロジェクトを作成する
VSCodeを開き、コマンドパレットより、「Spring Initializr: Generate a Gradle Project」を選択します。

Spring Bootのバージョンを選択します。ここでは「2.6.1(SNAPSHOT)」を選択します。

プログラミング言語を選択します。ここでは「Java」を選択します。

プロジェクトのグループ名を入力します。ここではデフォルトのままにしておきます。

プロジェクト名を入力します。ここではデフォルトのままにしておきます。

ビルドタイプを選択します。ここでは「jar」を選択します。

Javaのバージョンを選択します。ここでは「11」を選択します。

依存関係を選択します。ここでは以下の4つを選択します。

プロジェクトの格納先を選択します。(任意の場所)

作成したプロジェクトを開き直すと以下のようになります。

Hello Worldの実行
このままではHello Worldできませんので、Javaクラスと静的htmlを追加します。
今回は、「DemoApplication.java」と同じ階層にJavaクラスファイルを2つ作成します。
1つ目のクラスは「SimpleCtrl.java」という名前で、アクセスしたURLに対応した静的htmlファイルを返すクラスです。
2つ目のクラスは「RestCtrl.java」という名前で、アクセスしたURLに対応した文字列を返すクラスです。
静的HTMLファイルは「resources/templates」配下に「test.html」という名前で作成します。
SimpleCtrl.java
package com.example.demo;
import org.springframework.stereotype.Controller;
import org.springframework.web.bind.annotation.RequestMapping;
@Controller
public class SimpleCtrl {
    @RequestMapping("/test")
    public String sample() {
        return "test";
    }
}
RestCtrl.java
package com.example.demo;
import org.springframework.web.bind.annotation.RequestMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;
@RestController
public class RestCtrl {
    @RequestMapping("/")
    public String sample2() {
        return "Gradle Spring Boot";
    }
}
test.html
<!DOCTYPE html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Gradle Sample</title>
</head>
<body>
 <span>Gradle Spring Boot Hello World2</span>
</body>
作成したら、「Spring Boot Dashborad」の「▷」をクリックしてプロジェクトを起動します。

アイコンが緑色に点灯したことを確認し、ブラウザを開き「http://localhost:8080」にアクセスします。

すると「Gradle Spring Boot」と表示されることが確認できます。これは「RestCtrl.java」側の処理で文字を表示しています。
続いて、ブラウザで「http://localhost:8080/test」にアクセスします。

こちらも「Gradle Spring Boot Hello World2」と表示されることが確認できます。これは「SimpleCtrl.java」を通して「test.html」を表示しています。
その他
従来どおりSpring Initializrで作成したzipファイルを展開し、VSCodeで読み込むことでもHelloWorldできます。
以上でGradle版Spring Bootの環境構築は完了です。
お疲れさまでした。

以上で記事の解説はお終い!
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